皆様こんにちは。
家づくりを始めると初めて聞く言葉がたくさんあって、それらを理解するだけでも大変。なんてことありませんか？
こちらの記事ではそんな「家を建てるとき知っておきたい用語」について説明していきたいと思います。😊
今日は廻り縁(まわりぶち)について。
先日、巾木(はばき)について説明しましたが、この巾木に似たような部材で廻り縁(まわりぶち)というものがございます。
巾木についてはこちら(以前の投稿)＞＞
こちらの写真で、天井と壁の間に茶色っぽいラインが入っているのがお分かりでしょうか？
この材料が廻り縁です。💡
廻り縁の役目は、巾木と似ていて壁と天井との間の隙間をふさぐ為のもの。
最近はこの廻り縁を付けない設計をするお家も増えていて、その場合スッキリとした見た目になるのが特徴です。
廻り縁を付ける場合でも、白い壁紙であれば壁紙の色に合わせて白の廻り縁を選ぶと存在感が無くなり、すっきりとした見た目にすることが出来るのでおススメですよ！😊
そうなると気になるのが、廻り縁を付けるか付けないかですよね。
それぞれメリットデメリットがあるのですが、廻り縁の目的は壁と天井の隙間をふさぐ為のもの。でしたよね？🙌
家は、地震などにより建物が動くと、壁と壁の間や壁と天井の間などに隙間や割れが生じてしまうことがあります。
そういった際に廻り縁があれば、隙間を隠してくれたり最小限に抑えてくれたりといったメリットがございます。
他にも、木造住宅を新築した場合構造材になる木や壁・天井などが1年を通して水分を吸ったり吐いたりするので、壁紙が収縮・膨張して角に隙間が生じる場合があります。
特に新築で家を建てると、壁紙など見えるところを含めた変化が落ち着くまでに数年程かかります。ほとんどの会社が、引き渡し後の点検でそういった部分を確認して、補修を行なっていきます。
もちろんこれらは、欠陥などではなく新築住宅を建てた際はどのお家でもそのような症状がおこり得ます。
廻り縁を付けない場合、一番は見た目のスッキリさがポイントになってきます。
特に吹抜や階段など、2階とつながる空間があるお家の場合廻り縁を付けるとなると、下がり壁といった垂れ壁が必要になってくる為、2階との繋がり感を出すのであれば廻り縁が無い方がより一体感が出る仕上がりになるのでおススメです。😊
しかし逃げが無い分、膨張収縮による隙間や地震などによる隙間は避けられない為、普段目に付く部分へ隙間が出来た際は早めに補修をかけるなどの対応が必要になります。
先日お話しした巾木の場合、掃除機でぶつけたり小さいお子様がいる場合おもちゃや、足で蹴とばしてしまったりという事を考慮すると出来れば設置したい部材ですが、廻り縁にはそういった心配は特にありません。
あくまでも隙間を埋めるのが一番の目的なので、必ずつけないといけない訳でも無いんです。もちろん施工会社によって考え方は様々なのですが、個人的には廻り縁を付けない選択もありだと考えております。
ちなみに当社の標準は廻り縁無しの仕様です。🙌
続いて廻り縁を付ける場合の選び方のポイントですが、先ほどお話ししたように出来るだけ存在感を消したい場合、白い壁紙であれば壁紙に合わせて白を選ぶことで目立ちにくくすることが出来ます。
お部屋全体の統一感を出したり、アクセントとする場合は建具や巾木と同じ色にするのがオススメ。😊
注意したいのが、壁の色を部分的に変えている場合です。他は白い壁紙でも、一部だけ暗めの壁にした場合はその壁の色に合わせて廻り縁や巾木の色を暗めにするのがポイント。そうすることで廻り縁や巾木が悪目立ちするのを抑えることが出来ます。
いかがでしたか？地味だけど奥が深い廻り縁。存在の意味を知った上で有無の選択や色を選ぶのも面白いですよね。✨
これから新築や戸建て、注文住宅を検討している方はぜひこういったところのコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
当社では、さまざまな商材の中から、お客様のイメージされるデザインに合わせてピッタリのものをお探ししてご提案いたします！
今日は廻り縁(まわりぶち)についてお話ししました。👏
みなさまのお家づくりの参考になりましたら幸いです。😊
次回もお楽しみに！
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